ダルビッシュ有投手と言えば、2016年5月に右肘の靭帯再建手術(トミー・ジョン手術)から復帰。
その後、一時的に故障者リスト(DL)入りしましたが、復帰後はシーズン最後まで投げ抜き、7勝5敗、防御率3.41をマークしました 😉
長期離脱から復帰後の球速アップも話題となり、手術から復帰後1年目の成績としては上々の成績を残しました。
球速アップは、昨年のけがの後、体を大きくするためにどん欲にトレーニングを積んできたことが実を結んでいます。
詳しくは、コチラの記事をご覧ください。
以前も、ダルビッシュ投手は、こう語っていました。
「体重を増やしたらヒザとか腰とか足首とか怪我するっていうのがみんなの基本的な考えなんですけど、ちゃんとしたトレーニングをやって筋肉を付けていれば、その分ヒザとか足首とかをプロテクトするだけの筋肉がついてくるので、だから一概に体重や筋肉を増やしたから怪我だというよりも、大きくなればなるほどその分の栄養を採っていれば、僕は怪我をするとは思えないので、僕は自分で確証があってやっています。」
自信満々で自分の理論を語るダルビッシュ投手ですが、ダルビッシュよりもビッグな先輩プレイヤーがその理論を疑問視しています。
イチローがダルビッシュのトレーニングを否定
ダルビッシュの理論を否定するのは、あのマイアミ・マーリンズのイチロー選手。
今、メジャーでは体を大きくしていくことが流行っていることについてどう思うかと取材者から問われ、
イチローは、「いや、全然ダメでしょ!自分の持って生まれたバランスが絶対ありますから。それを崩しちゃダメですよ。筋肉は大きくなっても、それを支えている関節とか、腱(けん)とかは鍛えられないんで、だから壊れちゃうんですよ。重さに耐えられないわけだから。だって、トラとかライオンはウェイトトレーニングしないですからね。人間は知恵があるからするだけで。」
このように、イチローは体を大きくするトレーニングを否定しています 😯
持って生まれたバランスを崩すことは、大怪我につながるというわけですね。
イチローから否定されたことについてダルビッシュは
ダルビッシュ「イチローさんに喧嘩を売るわけじゃないけど、あーでも怖いな、イチローさん。。。でも、トラとかライオンはもともと身体能力が高く、人間はそうでもない。そういう中で、普通に一緒にいると、トラとかライオンだけが生き残りますよね。今は、シマウマがトレーニングを始めて、ライオンよりも強くなっちゃっている状況もあるんですよね。だから、トラとかライオンもトレーニングをしなければならないんですよ。(メジャーでは)みんながレベルアップしているっていうことです。日本はいつまでもトレーニングをしないシマウマばかりなので、最後いよいよのところに来てからでは遅いと思うので、自分はトレーニングをしています。」
なんとなく、ダルビッシュ投手の考えもわかりました。
しかし、自分はイチローの発言のほうが理にかなっていると思います。
やはり、誰もがダルビッシュや大谷翔平のような恵まれた体をしているわけではなく、イチローのような一般人よりも少し大きいくらいの体格の人のほうが多いわけです。
そんな中、もともと恵まれた骨の硬さや関節、腱などをもっている人に比べれば、普通の人はトレーニングの限界値は低いところにありますので、そんな中執拗に体を大きくすることばかりに勤しんでいては、やはり大部分の人にとっては故障の原因になると思います。
しかし、ダルビッシュ投手は身長も高く、骨格もしっかりしているので、筋肉を大きくするトレーニングは継続しても効果はあるんだろうなぁと思います。
いずれにしても、それぞれのやり方で、偉大な成績を残し続けている両者ですので、どちらが絶対に正しくて、どちらが絶対に間違っている!ということはありえません。
自分にフィットする方法で、選手としての実力を更に伸ばし、ファンを喜ばせて欲しいです 😆
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