ささやきおかみ(女将)こと湯木佐知子さん。
現在は、79歳という御年。
2007年の船場吉兆の食品偽装問題で、一躍時の人になりました。
もう記憶があやふやな方もおられると思いますので復習です。なぜ、「ささやき」?
これは、当時の高級料亭「船場吉兆」が起こした食品偽装問題における記者会見で、長男の湯木喜久郎氏に対して「頭が真っ白になった…(といいなさい)」「知らん(と言いなさい)…」「記者の目をみて」「もっと大きい声で・・・」などと回答する内容をささやくように指示したことが判明し、そのニックネームが付けられました。
(湯木喜久郎氏が、佐知子さんの支持内容をそのまま発言する言動がメディアのマイクに拾われたことによる)
この会見内容は、メディアにもうバッシングを浴び、2007年、船場吉兆は廃業を決め、佐知子氏は自己破産を申請しました。
なぜ偽装?
当時は船場吉兆といえば超一流の高級料亭であり、そのブランドを出せば泣く子も黙るほどでした。
一度来店すれば、一人当たりの平均支出額は7万円以上だったのです。
食品偽装、つまりほかの客が食べ残した料理の一部を別の客に使い回しなどをしなくても十分に利益が出ていたのですが、魔がさしてしまったと言います。
人間の欲望には際限がないのかもしれませんね。
現在は?
当時、使いまわしの指示を従業員に対して行っていた湯木正則氏は改心し、一から出直し、今は大阪などに3店舗を構える日本料理を出しているそうです。
腕は確かなので、こうやって数年後には復活できるという点はうらやましいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!