東福岡高校ラグビー部の藤田雄一郎監督の指導内容とは。監督の涙の理由。

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2017年1月7日、東福岡高校ラグビー部が花園の全国高校ラグビー決勝戦で東海大仰星に28-21で逆転勝ちし優勝。
日本代表候補11人を有する東福岡は、優勝候補との前評判も高かったチームです。

しかし、決勝戦では予想以上に苦戦を強いられ、後半の途中までは負けムードが漂っていました。

このあたりを覆すところは、さすがに王者の貫禄だなと思いました。

今回は、前回の記事に続き、そんな東福岡高校の強さの理由&秘密、そして監督の涙の理由を追っていきたいと思います。

東福岡高校ラグビー部・藤田雄一郎監督とは

藤田雄一郎監督は、東福岡高校ラグビー部のOBで、現在は体育の教師をしています。

花園出場経験もあり、監督に就任して5年目となります。

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簡単なプロフィールは以下の通りです。

・生年 1972年

・経歴 東福岡高校→福岡大学→JR九州

・ポジション ナンバー8

・その他 1998年から東福岡高校に赴任。

 

やや強面の顔をしていますが、その中にやさしさも感じられる雰囲気の監督です。

率直に申し上げて、好きな顔です。タイプかもしれません 😳 

いや、タイプです。断言します。

 

東福岡高校ラグビー部・藤田雄一郎監督の指導

藤田雄一郎監督は、部活動の時間の前、誰よりも早くグラウンドに来ます。

そして、131名の部員が少しでも効率よく練習できるように、毎日分刻みのスケジュールを考えます。

また、東福岡高校ではレベルに応じた6チームで定期的に入れ替え戦を行っています。

そして、2か月に一度入れ替え戦を行い、チーム内の競争を促す仕掛けを作っています。

毎日、16時を過ぎると練習を開始。

練習中、藤田雄一郎監督は、多くのスポーツ強豪校でありがちな怒鳴り散らしながら逐一指導をするというやり方はとらず、

「10あれば1から6くらいまでは伝えます。あとの4は、自分たちで考えさせるようにしています」と語ります。

確かに、監督がすべて教えていたら、その通りにすることだけに集中し、そのとおりにしか行動をしない選手が多く生まれそうです。

そして何より、その監督を超えることはできないのではないでしょうか。

選手自らが考え、自分が良いと思ったことを行動していくことで、強さにつながるのでしょう。

 

東福岡高校ラグビー部・藤田雄一郎監督にとって1年で最も辛い日

東福岡高校ラグビー部では、1年に1度、花園壮行会が行われます。

この場で、花園でプレーができる選手を藤田監督自らが発表するのです。

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花園でプレーをできるのは、部員131名中、わずか25名。

愛情をかけて育ててきた選手を自ら選別しなければならず、胸が張り裂けそうになると言います。

藤田雄一郎監督は、涙目になりながら選手の指名を行う姿が印象的でした。

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実力が伯仲している選手の場合、どちらを選べばよいのか、全て自分のさじ加減で決まります。

でもそれは、選手にとっては、今後の人生を左右するかもしれない大きな問題です。

東福岡高校で花園に出ました、というのと、東福岡高校でしたが補欠でした、というのは違いますからね。

就職などにも響いてくるでしょう。

合コンなどにも響いてくるでしょう。

ただ、選ばれなかったとしても、強豪校の練習を3年間頑張ったということは、すごく忍耐力や力継続力があることですし、称えられるべきことです。

 

主将(キャプテン)の箸本龍雅選手が涙ながらの決意表明

箸本選手は、壮行会の場で、「25名呼ばれて、本当は一緒に戦いたいメンバーもたくさんいます。今まで一生懸命頑張ってきた仲間とグラウンドに立って一緒に戦うことができないのがとてもつらいと思っています。」と涙ながらに、言葉を絞り出すように語っていました。

131名もいれば、出場できない選手がほとんどであるし、もし3年生であればもう来年以降もないわけです。

そういう人たちのことを思うのは、本当につらいことだと思います。

 

しかし、共に汗を流し選ばれなかった仲間のためにも、優勝をしなければならないという決意が一層強まるのでしょう。

それが、東福岡高校ラグビー部の強豪である一番の理由なのかもしれません。

強さの秘密についてはこちらの記事でもまとめましたので、お読みいただければ幸いです。

 

本日も、最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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