2017年1月7日、東福岡高校ラグビー部が花園の全国高校ラグビー決勝戦で東海大仰星に28-21で逆転勝ちし優勝。
日本代表候補11人を有する東福岡は、優勝候補との前評判も高かったチームです。
しかし、決勝戦では予想以上に苦戦を強いられ、後半の途中までは負けムードが漂っていました。
このあたりを覆すところは、さすがに王者の貫禄だなと思いました。
今回は、そんな東福岡高校の強さの理由&秘密を追っていきたいと思います。
広大な人工芝グラウンド
東福岡高校は、ラグビーに限らず、サッカーや野球など、九州を代表するスポーツのエリート高校です。
そんな東福岡高校は、ヤフオクドームの1.7倍もの広さを誇る人工芝グラウンドを所有しています。
高校の部活動に、人工芝を完備というのは本当に恵まれています。
また、他の部活動とのスペースの共有を気にすることなく、各部は練習だけに励むことができる環境が用意されています。
これが、ラグビーはもちろん、ほかのスポーツでも強豪である東福岡高校の秘密の1つになります。
外部のフィジカル専門コーチと契約
東福岡高校は、高校ラグビー部としては珍しく、外部のフィジカル専門コーチと契約をしています。
そして、設備でもプロ顔負けの練習環境が整っています。
東福岡高校ラグビー部OBで日本代表の藤田慶和選手と布巻峻介選手も、「花園に行った時はトップリーグ以上のケアを受けられますし、ぜいたくだったなぁと思いますね。」と語っています。
ラグビーの最高峰であるトップリーグ以上のケアを高校生が受けられるとは、とんでもない恵まれた環境です。
もともと東福岡高校ラグビー部に入部してくるのは、中学校時代にも有名な実力派選手ばかりです。
そんな彼らが、フィジカル面で専門家のコーチに監修されるようになれば、鬼に金棒ですね。
強いのもうなづけます。
部室やトイレの掃除は3年生が行うことで統率力と人間力が向上される
東福岡高校ラグビー部では、部室やトイレの掃除を3年生が行います。
普通は1年生が行う学校の方が多いと思われますが、3年生が行うことで下級生の模範となり、チームの統率力が高まるのです。
確かに、おいどんが部活動をしていたころは、当時1年のおいどんは、3年生の一部の実力がない先輩のことを、威張るだけのくそタヌキ野郎と思っていました。
しかし、そんな嫌な先輩が、毎日トイレ掃除を行っているのを見たとしたら、この先輩にも尊敬できるところがあるなぁという見方に変わったと思います。
人が嫌がることを毎日毎日上級生が取り組むことにより、チームの統率力は上がり、そして掃除をする本人たちにも自信が蓄積され、人間力が向上します。
部室や掃除を日々掃除している3年生の姿を見ていれば、2年生、1年生が3年生になった時も、当り前のように行うようになります。
東福岡高校ラグビー部には、このような好循環の連鎖があり、圧倒的な強さにつながっているのでしょう。
次回は、東福岡高校ラグビー部を強豪校に育て上げた藤田雄一郎監督について書いていきたいと思います。
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