YouTube（ユーチューブ）に子供を出演させる親。目的はお金目当て？成長記録？

time 2019/05/02

最近、YouTube（ユーチューブ）に自分の子供をアップし、収入を得る親が増えていると聞きます。
これについては、いろんな意見がありますね。
反対意見としては、「自分の子供を金儲けの道具にしている。」「子供は動画に出ることの本当の怖さを知らないのに、保護者として失格」などなど。
賛成意見としては、「自分の子供の成長記録をかねてお小遣い稼ぎができて良い。」「子供が出たいと言っているのだから問題はない」「子育て中でお金がいるけどパートもできないので、仕方ない」などなど。

どちらの言い分も理解できないわけではないですね。
これについて、私見を書いていきたいと思います。

１　自分の子供をYouTube（ユーチューブ）に出演させる理由

これはやはり、一番はお金でしょう。
記録目的でアップしているという人も、結局それは建前であり、本音はお金目的だ、と言っても良いと思います。
記録目的というのであれば、YouTubeには動画の「非公開」または「特定の相手にだけ見せる」機能もあるわけですから、そちらを使うべきです。
このため、子供の成長目的でアップしているというのは、見え透いた嘘であり、嫌悪感を抱いてしまいます。
たとえば、「今後子供の教育費がかかるので、稼げるうちに稼ぐのよ。」「今は子育て中で時間がなく、お金を稼ぐ手段がないのよ」というのであれば、共感できます。

２　子供は出演する怖さを知っていない

小学校低学年以下の子供であれば、目立ちたい！面白そう！という子供も多いので、YouTubeに出ることに抵抗はないでしょう。
しかし、彼らが「出たい、出たい」と言って、それをそのまま鵜呑みにするのは、保護者としてはどうかと思います。

こういう保護者は、「子供が出たいと言っていることだし、私はシブシブ出演させてるのよ。」というに決まっています。
彼らは、自分たちの顔が世界中で流れることの怖さを知っていないのです。
例えば、まだ稼げていないような子供であれば安全かもしれません。
一方で、何億円も稼いでいる子供であれば、誘拐のリスクが高いのではないでしょうか。
また、かわいい女児であれば、ロリコンのおじさんなどのファンが付き、これも誘拐やイタズラをされるリスクが高まると思います。
誤解がないように言いますと、ここでいう「かわいい」というのは、そのロリコンのおじさんの好みであるということです。
「うちの娘はブスだから、じゃんじゃん出演させてもいいのよ」なんて保護者が言っても無駄です。

そうは問屋がおろしません。
親がブスといっても、その娘はロリコンのおじさんの好みかもしれないのです。

要は、子供を顔出しで出演させるには、誘拐をはじめとする犯罪に巻き込まれるリスクが確実に高まるということを、親が認識しなければなりません。

３　親は顔を出さないで子供だけ出演させるケース

親は顔を出さないのに、子供だけ出演させるケースもありますね。
個人的には、これは良くないと思います。
この手の親は、子供を金儲けの道具にしか考えていない可能性が高いと思われます。
「自分は普通の生活を送りたい。」「顔バレしたくない。」
でも、
「お金は欲しいので、子供は顔出ししよう。子供の顔なんて成長すれば変わってくるからオーケー」くらい、軽く思っているのでしょう。
自分が子供の立場で考えてみた場合、将来大きくなった時に、「俺は顔出しさせられて、周りからはひやかされて、しかもそのお金はリスクをとっていない親が大部分握っている。なんかおかしいぞ。」と思うでしょう。
オイドンなら、そんな親は軽蔑します。

YouTubeの世界は、最近は参入者も激増しており、甘くない世界だと言います。
このため、再生数を稼ぐため、子供に過激なこともさせる親も増えているのが実態です。
これがエスカレートして、本来子供が子供らしく成長するために必要な平穏な生活が送れなくなることを危惧します。
オイドンは、子供の出演をGoogleが規制したり、少なくとも子供出演動画については収益の審査を厳しくすることが良策だと思いますが、自由を尊重するアメリカの会社はそのような古風な考えは受け入れないでしょうね　笑。